メアリと魔女の花。

こんばんは。本日は夜のタリーズからお送りします。エントリーシートの文章を考え終わり、やっと自分の好きに文章を書ける場に来れました。もうケーキありません。

 


『メアリと魔女の花』最新予告編

 

公開日に見てきました。見終わって一番の感想としては平和だったな、の一言です。ハラハラするシーンのハラハラが弱い感じ。でもそれはそれで悪かったとは思いませんでした。

絵が色鮮やかでリアルな描写が多かったのが印象的でした。いい意味で尖っている、感じでしょうか。一目で

メアリは手伝おうとしても失敗してしまう、友達がいない、赤髪などコンプレックスを抱えていました。そのコンプレックスを突いてくるピーター。ヤな奴!そして、魔法大学に迷い込んだメアリに対する賞賛の嵐。しかも自分がコンプレックスだと思っていたところばかり。気分が良くなってもっと褒めてもらいたくて、嘘を嘘だとは言えなくなるんですよね。自分を認められる、ということは自信に直結することです。自分ですら自分を認められない、自信が全く見られません。

物語が終盤になり、ピーターと一緒に村に帰る場面。メアリの表情はニコニコと明るいもので、髪の毛についていた夜間飛行のお花を「もういらない」と投げていました。このお花はメアリに単に魔法を使える力を与えただけでなく、「自分を信じることができる」という魔法を与えていたのではないかと思います。魔法大学では多くの人に認められ自信を持ちましたが、メアリ自身ではなくお花の力です。それを捨てるということは魔法なんかに頼らなくてもメアリはしっかりと自分を認めることができた、自信を持つことができたということなのかな。自分に自信を持つということが大切だと改めて感じさせられました。これが難しいんですけどね。

話が難しくないので老若男女が楽しめる、見た後にほっこりするという映画ではないでしょうか。ジブリだと思って見に行く人が多そうで動員数にも注目ですね。